現在中国全土で新型コロナウイルスによる肺炎が流行しておりますが、そんな中で上海・浦東国際空港を利用した友人に空港の現状を教えてもらいました。空港内の施設の写真も送ってもらいましたので、万が一上海へ渡航される方がいらっしゃいましたら参考になさってください。
確認の背景
筆者も来月上旬に中国への出張を計画していましたが、最近日本のニュースにてどんどん感染者が増加していると放送されているため、渡航延期を検討すべく中国の友人に対して現在の状況を確認しました。
【追加情報】
中国系の各航空会社は新型肺炎の影響に伴い、2020年1月23日以前に発券された航空券(未使用に限る)の払戻しを無料で行うことを決めたようです。
どうしても中国に行くのが怖いという方はこの制度を利用しキャンセルする事をおススメします。
▼エアチャイナHPより引用
空港利用者9割以上はマスク着用
まずは空港利用者の9割以上はマスクを着用しているとの事。
写真を見る限りマスクを着けていない人を発見するのが逆に難しい状況です…
▼上海・浦東国際空港の様子▼ほぼ全員がマスクを着用
しかし。欧米人やアラブ系の人はしていない人もいるらしいとか…
空港職員やCAもマスク着用
空港職員やCAもほぼマスクを着用しています。
日本では接客する際にマスクをするのはタブーだと考える方もいますが、そんなことも言っていられない状況なのでしょう。
▼サービスカウンターのスタッフ
▼エアチャイナのスタッフも2重でマスクを着用
新聞も一面にて特集
中国の各新聞も一面にて新型肺炎を取り上げています。
▼中国の新聞
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中国のSNSである微博(ウェイボー)では新型肺炎に関する最新の情報も多く確認することが出来ます。
▼2月17日2時現在の感染者数
中国国内にある各大学も春期の授業開始時期を延期する事を決定しています。
中国へ留学される予定の方がいらっしゃいましたら事前に自分の通う大学の情報を随時確認するようにしましょう。
▼名門大学の北京大学や清華大学も延期(微博より)
China Daily紙推奨の対策を紹介
現地紙のchina daily紙が対策として下記のような事を上げています。
・マスク着用
⇒広東省では指定された公共施設でマスクをしないと罰金を取られることになったそうです。
・手洗い
⇒少なくとも15秒間は手を洗うように中国メディアは進めています。
・免疫力の強化
⇒適度な運動を行う習慣をつける事で免疫力を強化できます。
・人混みへはできる限り行かない
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タイも深刻な影響が出ている
中国を除く海外で最も感染者数の多いタイにおいてもマスクが手に入らない等の深刻な影響が出ています。
バンコクの現在の状況を↓の記事でまとめていますので、気になる方はこちらもご覧ください。
感想
今回友人から送られてきた実際上海・浦東空港の様子を見て、筆者が思っているよりも中国人が危機感を感じて予防対策をしていることが分かりました。それとともに改めてウイルスの怖さを痛感しています!
また日本でも新型コロナウイルスによる肺炎のニュースが毎日報道されていますが、報道のスピードが遅いと感じます。よって日本のニュースだけでは信用できないという人はやはり中国の新聞社のHPやSNSを通じて確認するのも良いと思います。
また日本にも春節の休みを利用し、中国へ来ている人が沢山いますのでやはり日本にいる我々もできるだけ対策をしたほうがよいと思います。