皆さん、”一見さんお断りのお菓子屋さん”「村上開新堂」をご存じでしょうか。
こちらのお店はクッキーやゼリーが美味しいことで有名ですが、こちらのお店は紹介制を導入しており、購入するためには現会員の方からの紹介がないと購入することができません。
今回はそんな由緒正しきお菓子屋さんである村上開新堂を紹介します!
村上開新堂のクッキー
村上開新堂とは?
村上開新堂は明治7年(1874年)、当時の店主が国家政策の一環として洋菓子製造技術習得を命じられたことをきっかけに誕生し、その後140年の間多くの方に愛され続けているお店です。明治時代に欧化政策により建設された迎賓館”鹿鳴館”でも店主が作った洋菓子が提供されていたそうです。
村上開新堂
・住所:〒102-0082 東京都千代田区一番町27
・電話:03-3261-0367(代表)
・アクセス:東京メトロ半蔵門線 半蔵門駅(4番出口)徒歩2分
・営業時間:
クッキー・ゼリー 9:00〜17:00
生菓子・お料理 11:00〜17:00
▼村上開新堂 入口
▼店内の様子
どんなお菓子があるの?
村上開新堂では様々な種類のお菓子が販売されています。
【主要商品】
・クッキー
・ゼリー
・生菓子
・洋生菓子
・みかんゼリー
この中で人気があるのは”クッキー“と”みかんゼリー“です。クッキーについては後ほど紹介しますが、プレミア度だけでいうとみかんゼリーがより高いということができます。それはみかんゼリーは年末年始にしか販売されないためです。筆者も毎年予約しようと電話しますが、なかなか購入することができません…
▼みかんゼリー
その他にも併設されているレストランにて提供されているスープやオードブル等も購入することが可能です。
会員になれるの?紹介方法は?
村上開新堂は紹介制につき、すでに会員になっている方からの紹介がないと商品を購入することができません。紹介制を導入しているのは村上開新堂が創業以来、手作りにこだわっており製造できる数量に限りがあることに起因しています。また最近紹介制のレストランが巷でも増えてきていますが、村上開新堂がその先駆けと言えそうです。
▼初回利用時のフロー
またもともと紹介の人数に制限はありませんでしたが、2019年より1会員につき3人/年までの紹介という制限が登場し、現在ではさらに厳しくなり現在は1会員につき1人/年のみ紹介可能となっております。
▼紹介についてのお願い
最近はより入手困難に!
一番人気のクッキーは数年前までは予約後半年程度で入手できることが多かったのですが、最近はその人気沸騰し、現在は約2年待ちとなっています。
2021年6月時点では2022年の12月までのクッキーが売り切れており、2023年受け取り分の予約は2022年1月開始予定とのことです。
▼2021&2022受取分は既に完売
クッキーの気になるお値段は?
クッキーは全部で6種類あり、缶のサイズにより値段が異なります。ちなみに賞味期限は3か月となっています。
【値段】※税込
・0号缶 (470g):7,000円
・1号缶 (740g):10,800円
・2号缶 (1050g):15,400円
・3号缶 (1200g):18,200円
・4号缶 (1550g):23,300円
・5号缶 (1950g):29,800円
※2021年現在
味はどう?クッキーを食べてみた。
筆者も運が良いことに村上開新堂のクッキーを一度いただく機会がありました。紙袋から既にレトロな雰囲気が出ており、その高級感が伝わってきます。
▼購入感のある紙袋
包装をほどいていくと、とってもキュートかつレトロなクッキー缶が現れます。中のクッキーを食べたのちは小物入れとしても活躍しそうです。
▼クッキー缶缶を開封すると、様々なクッキーがぎっしりと詰まっています。多くの種類のクッキーがすき間なくきれいに並んでおり、まるで1つのアートのようです。お土産としてもらえばテンション上がること間違いありません。
▼ぎっしりと詰まったクッキー缶フレーバーは全部で27種類あり、様々な味を楽しむことができます!
肝心の味はもちろん種類によって異なりますが、多くはクッキーの素材の味がしっかりと菅られ、なにか子供時代の懐かしさを体験することができます。またその中にも上品さを備えており、大切な方への手土産としてもうってつけです!
ちなみに筆者の個人的なおススメは1番の”銀包装 ヴァニラ味”です。
クッキーに挟まれているクリームがなめらかで、一度食べ始めると止まらなくなってしまいました。
会員ではない方へのおススメ!
残念ながら会員になることが難しそうな方にお勧めしたいのが”山本道子のマーブルクッキー“と”京都 村上開新堂のクッキー“です。
東京 村上開新堂と同じ建物に姉妹店”山本道子の店”がありますが、そちらは会員制ではなく、どなたでも購入することが可能です。こちらで販売されている”マーブルクッキー”は味も大変上質で人気の商品です。こちらは紹介制ではないものの、予約してから受け取りまで最低3週間程度はかかります。
▼山本道子の店 マーブルクッキー
また京都にも村上開新堂があります。こちらは東京の村上開新堂とは特に関係がない?そうなのですが、同じくクッキー缶やロシアンケーキ等様々な商品を販売しています。こちらも紹介制ではないためどなたでも購入することは可能ですが、予約してから受け取りまで半年以上待つことがあるそうです。
▼京都村上開新堂クッキー缶
最後に
“一見さんお断りのお菓子屋さん”「村上開新堂」いかがでしたでしょうか。購入するためには”会員の方を見つける”,”数年待たなければならない”という乗り越えなければならない関門がありますが、それをクリアしてでも一度は食べてみる価値がある逸品だと思います!皆さんも機会があればぜひ一度召し上がってみてください。