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【台湾 MBA】台湾大学 グローバルMBA 合格者のプロフィールを紹介

【台湾 MBA】台湾大学 グローバルMBA 合格者のプロフィールを紹介
こんにちは、約1年ぶりの更新になりました。コロナ禍で海外にも行けず、ブログを書くネタも無くなり辛い日々を過ごしていた中で、この度2021年9月より台湾にある国立台湾大学 Global MBAに進学する事となりました。

受験準備期間は情報の少なさから苦労しましたので、何らかの形で今後受験を考えていらっしゃる方の一助になればと思い、今後できる範囲で様々な情報について共有できればと思います。その中で第1弾は既にSNS等を通じて何人かの方からご質問頂きました自身の経歴やバックグラウンド,出願へ向けての準備期間に行ったことについてお伝えします。




台湾大学 (NTU)とは?

国立台湾大学(略称:NTU)は1928年に設立された台湾の最高学府です。台湾の総面積の1%を占める広大な敷地では豊かな自然や多くの日本の植民地時代に建てられた歴史建造部を目にすることが出来ます。また、2,000人の教員と32,000人の学生を擁するマンモス大学でもあり、国際的に非常に高い評価を受けています。

【NTU 世界大学ランキング】(2021)

・THE World University Ranking :97位
・QS World University Rankings : 66位

NTU GMBAとは?

台湾大学 グローバルMBA ロゴ
(NTU GMBA 公式HPより)
GMBA(Global MBA)プログラム全課程を英語にて実施するMBAプログラムです。
1995年に設立され、理論と実践に焦点をあて、多国籍企業の管理職、また起業家を養成することを目的としています。 設立以降、既に50カ国以上から500人以上の学生が留学してきました。 

【特長】
● 実用性に適合した堅実なコアコース
● 優れた専門性を追及する幅広い選択コース
● アジアを中心とした世界でのインターンシップと就業機会
● 世界的トップ大学との交換留学/ダブルディグリープログラム
● フレキシブルな履修が可能
(1~4年、フルタイム⇔パートタイムの切り替え)
● GMBAは全て英語での授業 (中国語力不要)

私はまだ今年の9月から学校に通える権利を得たに過ぎませんので、その他の具体的な部分については入学後に少しづつお伝えできればと考えています。

NTU Global MBA :https://gmba.ntu.edu.tw/en/

経歴や志望動機

以下では私自身の”経歴“と”NTU GMBAを志望した動機“についてお伝えします。

バックグラウンドと職歴

・ニックネーム:K.Z(男性・30歳)
・出身:日本(純ドメ)
・留学区分:私費
・前職:化学業界(現職:戦コン)
・最終学歴:W大学商学部
・海外経験:米国留学(7か月)
・出願スコア:TOEIC 980
・外国語:英語、韓国語、中国語
(全てビジネスレベル)

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
外資系商社で約7年勤務。化学品原料の営業、管理職経験あり。
戦略立案、営業、在庫管理、利益管理、物流管理、貿易実務等一通りを経験しました。




Why MBA? Why台湾? Why NTU?

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。
家族がファミリービジネスを経営しており、私自身もその会社の株を保有しています。現時点では将来継承するかは不明ですが、株の価値を保つ為にも何らかの形で経営に関わりたいという気持ちがあり、その為に経営に関する知識全般について今一度強化したいと考えた為ことが理由です。また、在職時にファストトラックで28歳にて管理職になったものの、マネジメントを上手くできたと言えず、このまま仮にファミリービジネスを継承したとても失敗するだろうという気持ちがあり、マネジメントやリーダーシップについても理解を深めたかった事も理由です。

Q. なぜ、台湾なのですか?
以下、理由からNTUを志望しました。
・チームスピリッツ
アジア圏の他のMBAは雰囲気がギラギラしていて、ビジネススクール内での競争原理が働きがちなのを感じられた一方で、GMBAは和気あいあいとした雰囲気がありました。また、クラスではグループワークやチームプレゼンが非常に多く、そのような活動を通じてチームを動かすためのマジメントスキルを体得できると想定しております。私自身もMBAを目指すにあたり個人のスキルよりも、チームで協力し何かを成し遂げる為に必要な能力を得たいと考えていたためGMBAは必然的に有力な選択肢となりました。

・学生の国籍
台湾にある他のビジネススクールと比較し、GMBAの学生の国籍に多様性があります。キャンパス訪問を通じてアジア圏のみならず、欧米の学生も多いという印象を受けました。国籍の多様性があることは欧米のトップスクールでは当たり前だとは思いますが、台湾では必ずしもそうではなく、合格を頂いた別の学校ではタイ人、インド人、ベトナム人で9割近くを占めるところもありました。

・トップスクール

NTUは台湾では誰もが認めるトップスクールです。また台湾で学部時代に通った早稲田大学より世界大学ランキングが上位なのは台湾大学のみである事も大きな理由となりました。台湾の他大学にもMBAはありますが、学部時代の大学より低いランキングの大学のMBAへ行くのかという家族からの質問に対して説得力のある回答をする自信がありませんでした。

・イベントの多さ

パーティー等ネットワーキングイベントが台湾の他のMBAと比較して多い。私は基本一人でいても苦にならないタイプですが、もう少し社交的な場で明るく振舞った方が良いという思いから、ネットワーキングイベントが多いことを条件の1つとしました。

・中国語の無料クラス
中華圏のMBAを選択した理由として中国語をビジネスレベルまで到達させたいというものがありますが、その点においてNTUは外国人向けに1年間の中国語の無料クラスを提供しています。また初級~上級クラスまで幅広くあるそうです。

出願へ向けての準備期間

Q. NTU GMBAへの応募を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか

【受験スケジュール】
7月 TOEIC学習開始、学校訪問
7月~8月 TOEIC受験
8月末 TOEICスコアメイク完了
10月 体験授業参加
11月 Essay執筆開始
12月 応募完了
翌年1月 Info Session&面接参加
2月 合格通知




Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。
(Info session, Campus Visitなど)

・キャンパス訪問:
アポなしでいきなりGMBAのオフィスを訪問し、アドミッションオフィサーの方から約1時間にわたり話を聞かせて頂きました。

・体験授業:
GMBAが一般人も参加可能な講義を主催していたのでそれに参加、そこで日本人を含む現役のGMBA学生と知り合うことができたと同時に授業内容等細かい話を聞かせてもらい、アプリケーションエッセイの内容をより具体的なものにすることが出来ました。

・Info Sessionの参加:
Info Sessionにも参加しました。筆者はInfo session前に1stラウンドで既に書類の提出は完了していたのですが、説明会参加のついでに、ディレクターとの面接も設定してくださるという事でしたので参加しました。

Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。

【受験費用】:計7.5万円程度

・TOEIC 受験代(4回) :約2万円
・TOEIC  教材代 : 約0.6万円
・エッセイ&CV添削 :約4万円
・出願費用:約0.8万

欧米のMBAだと100万円はくだらない費用を安く済ませることが出来ました。

Q. 英語力証明について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
NTU GMBAはTOEICでの出願が可能ですのでIELTSやTOEFL,GMAT,GREのスコアメイクの為の骨の折れるプロセスを避けることも可能です。夏頃からTOEIC教材2冊を2ヶ月かけてじっくりと解きつつ、並行して2週間に1度のペースでTOEICを受験しました。台湾のTOEIC教材は質が高くおススメです。結果、2ヶ月間で「820 → 940 → 980」というような流れで点数が推移し、980点に到達したところでスコアメイクを終了させました。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
エッセイを書く際には”自分で執筆→米国人友人による添削→添削サービスの利用”のフローで書き終えました。添削サービスは台湾人のMBAホルダーがおススメしてくれた台湾企業のサービス(台湾のMBA志願者が多く利用するサービス)を利用しました。添削サービスながらアイデア出しも色々と手伝ってくださいました。所要期間は3週間程度でした。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
在職中に様々な案件でご一緒させてもらった日本の菱形総合商社の方、現在は家電やマスク製造にも注力している日本最大手の生活用品メーカーの購買部の方(在職時の大口顧客)に推薦状の執筆を依頼しました。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
英語のできる友人に面接の練習を手伝ってもらい臨む程度でした。

Q. NTU以外の学校は受験しましたか?その際受験校はどのように選択しましたか。
NTU以外には別の大学(台湾内外)に2校に応募し、奨学金付きで合格しました。しかし、筆者の場合はNTU GMBAをメインターゲットとして見据え、そこから逆算して他校には応募時の雰囲気を掴むためやエッセイの練習を目的として応募しました。

選考プロセスについて

筆者が経験した選考プロセスについては別途記事にて紹介しておりますので、そちらを見てもらえばご理解頂けるかと思います。

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最後に

台湾大学 グローバルMBA 管理学院 校舎今年の9月から台湾大学のGlobal MBAにて2年間学んでいくわけですが、その中で授業の様子や各種イベントについても色々とお伝えできればと考えております。またご質問等が御座いましたら、『お問い合わせ』欄よりお気軽にご連絡頂ければと思います。ご覧頂き有難うございました!

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