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【体験記】台湾大学GMBAはこんなビジネススクールだった!!

【体験記】台湾大学GMBAはこんなビジネススクールだった!!台湾大学 GMBAに入学し、早2週間ということで今回は一通り授業に参加してみての所感をお伝えしたいと思います!




GMBAの特徴

前提としてGMBAには下記のような特長があります。

【特長】

・フルタイム、パートタイムの区別がなく、自分のスケジュールに合わせて授業の選択が可能

・ネットワーキングイベントの機会が非常に多く、その多さは台湾のMBAの中では最も多いと言われている。

・他のビジネススクールと比較し、割としっかりと勉強をさせるらしいという認識。

2週間経過しての所感

レクチャー

・”Organization Behavior“というクラスで”社員のモチベーションを保たせるには、社員のゴールやビジョンとその仕事内容をリンクさせてあげることが大切”というようなインプリケーションがありました。現在はプロジェクトマネージャーというポジションで、メンバーに対して仕事をお願いする立場ですが、その際にメンバー個人の目標や働く意義とリンクしたお願いの仕方はできていなかったなぁーと自省する機会を与えてもらえました。

System thinking“という領域に関して学習する授業も学びは非常に多いです。事象のボトルネックを数点導き出し、それぞれに対する解決策を提示、その後各解決策のフィジビリティや効果を測定したうえで優先順位を決めていくという最終的なアプローチはフェルミやケース面接と同じですが、そこに至るまでのアプローチが独特であり、ロジックツリーやMECEではどうしてもカバーしえない部分を補ってくれるツールとして仕事に生かせそうだなという期待が大きな授業です!

▼Dynamic Complexity

Chinese Family Business”という授業も、中華圏の同族企業のみならず、同族企業に関する一般的な概念を学べる機会が多くあり、非常に有益です。”株式を保有しているが、ビジネスには関わっていない家族は企業の内情も知らないくせに色々首を突っ込んでくるから最もやっかいだ。”と教授やクラスメートが話しており、同族企業を経営する親を持ち、その株式を持つ私は”内情も知らないくせに首を突っ込まないようにしないとしなければ(全然突っ込んではいないが…)”と戒めを受けた気になりました。

▼Chinese Family businessで学んだ概念の1つ

ディスカッション

仕事においては業界柄ディスカッションとなると、”そもそもこの質問は…?”、”前提として…”、”論点は…”、”つまり…って…といことですよね?”等々ロジカルシンキングやクリティカルシンキングの応酬で毎回緊張しますが、GMBAのクラス内におけるディスカッションは非常に和気あいあいと楽しい雰囲気で、ディスカッションってこんなに気楽で楽しかったっけ?という気持ちにさせてくれます。また出身国によってもディスカッションスタイルの好みが全く異なるので、勉強になります。例えばエジプト人はたっぷりとアイスブレーキングしてから本題に移る方が好きだそうです。仲の良いエジプト人とディスカッションすると、基本家族と日常の話でタイムオーバーとなります。

英語

1週目の授業あたりまでは英語での発言に躊躇していましたが、下手くそ承知で”恥を忘れてとにかく喋る”というマインドセットを少しづつ得ようとしています!

仲の良いエジプト人は自分の英語のクセが強いことを認識しつつも、”聞き手が理解しないのが悪い”と開き直って、教授も困らせています(笑)

またもともと英語アレルギーであり、英語の資料を読むと吐き気がするという症状も少しづつ解消されつつあります!

言語の部分がそういう意味ではMBAに来て最も効果を感じている部分であります。



日本人ネットワーキング


日本人在校生も複数おり、その中で様々な形で他の在校生にお世話になっています。

例えば、

・仕事で顧客の監査を担当してくださる会計事務所を探していたところ、GMBAの日本人学生の方にご紹介頂き、無事に契約に至った。

・応用統計の授業で宿題を助け合う。(日本語の参考資料の交換や宿題の確認等…)

こんな感じで、他の日本人と絡みたくないという方もいるかもしれませんが、今のところ積極的にネットワークに入っていくことで得られるものが大きいと思っています。(私自身のお返しせねば…)

今後、日本人ネットワークを更に強化し、学校公認の公式”GMBA日本アソシエーション”?みたいなものができる日も近いかもしれません!




仕事とMBA両立できるの?

仕事とMBA両立できると心配していましたが、今のところ両立はできています。

他の国のMBAについて分かりませんが。”台湾のMBAであれば比較的両立しやすい”と言うことができるかと思います。それは台湾人は基本残業を好みませんし、社会全体にそのような考えが浸透しているので、日本のように上司が帰るまで退社できない等もないですし、平日は授業開始までに問題なく間に合うからです。

私の会社でも定時になると大部分がすぐに退社し、15分後には事務所から誰もいなくなっていることも珍しくありません。そういった意味では大変助かっています。

今後も様々な相乗効果が期待できそう

まだ授業が始まって2週間程度ですが、既に多くの学びを得る事が出来ています。またお小遣い程度の奨学金(20万円)を頂きました!!

お金を頂いたこともあり、今後も貪欲に知識を吸収しつつ、しっかりと学校に還元できるものは還元してきたい所存です。

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